ジュースを飲みながら私を見つめる良明くん。 どうしよう。 凄く熱い。 目を合わせることが出来ない。 「それでさ、いつも送ってくれてるあの人って、美和ちゃんの何?」 「え、あー冬馬兄ちゃん?」 良明くんは興味津々に顔を近づけてくる。 なんだか凄く恥ずかしい。 「えっとね、幼なじみなの」 「へぇ……そうなんだ」 良明くんは笑顔のまま、私に言ってくる。 「冬馬兄ちゃんってのが美和ちゃんの本当の兄貴だったらよかったのにな」