《王子side》
「この古文、分かる人」


今は古文の授業。


今問題を出しているのは、めちゃくちゃ難しい問題。


って言うか、前から同じ問題だけど、誰も解いた事がない。


「はい」


声のした方を見ると、隣に座っていた雛だった。


は?


あいつ分かるのか?


「じゃ、じゃあ妃瀬さん…」