まだすき




写真サークルのリーダーの先輩が軽く話をして、“乾杯〜”という声で一斉にみんなそれぞれ喋りだす。



私も、すみれちゃんや周りの同じ学年の子たちと会話をする。

時間が経てばやっぱり席がぐちゃぐちゃとなってきて、可愛い新入生の女の子が男の子に狙われたりしている。可哀想だな、なんて他人事のように見る。



一段と盛り上がっているテーブルがある。

ふと目を向けると、私は胸がチクリとした。



その中心で笑っているのは、


『先輩〜、私ルナって言います。仲良くしてください。』

『ルナちゃんね、覚えた。』

『えーホントですかぁ?嬉しいっ。』


『なんでいっつも颯太ばっかモテんだよ、ずりぃ。』

『ホントだよなぁ。俺らも視界にいれてよ。』

『いれてますよぉ。先輩面白いっ。』