「そん時、誰かがケータイで話してるのが聞こえたんだ。」 「は⁇な…に…」 びっくりしてるあたしの涙はストップした。 「その人すごく楽しそうで。いつもの落ち着いた感じじゃなくて、やんちゃな感じで。」 「……」 勝手に話し始めてあたしを離してくれないなら聞くしかないじゃん… 「話してたのは多分仲のいい友達で…声を出して笑っちゃうぐらい楽しかったみたいで。」