あなたを好きにはなりたくないです…


もう誰もいない校舎は静かだ。

なんて事を考えながら全力で走った。


こんなに走ったのはいつぶりだろ…

屋上のドアをゆっくり開けると甘奈ちゃんは広い屋上の真ん中で横になってた。

寝てるのか⁇

起こさないようにゆっくりと近づく。

「……っ‼」

やっと見えた甘奈ちゃんの寝顔はすごく綺麗で思わず息を飲んだ。

また…鼓動が早くなる…