クレヨンの『数学魔法』入門

 数字魔法を何とか消した紫音はドワーフの返事に答える気力もなく、代わりに美津子が返事した。
 そして、二人は山岡ハウスの注文した品物を台車借りて運ぶ事に。

「それじゃあ、二人ともありがとな」
 ドワーフは次の仕事があるのか、早速別の加工を行い、二人は頭を下げてその場を後にした。


 二人は再びクロトのもとへ。ドワーフから借りた台車はそんなに大きくなかったが、ヘトヘトの紫音にはいい高さの杖変わりになっていた。

「クレヨン……………大丈夫?」
「あまり………大丈夫じゃ………ない」
「・・・・・」
「そうだメイプル、さっきドワーフさんに何話していたの?」
「像の………………話」
「像?」
「山岡ハウスさん………………とこにあった対の像」
「もしかして、玄関にあった紫と緑のを持った石の置物のやつ?」
「そう………………、あれを何とか……………ね」