クレヨンの『数学魔法』入門

 それからしばらく、1番最初に終えたのは紫音で、その後少しして美津子。
 だが、クロトは仕事量の違いからかまだまだ終わる様子はなく、作業は続いている。

「クロトさん、まだかかりますか?」
「・・・・・」
「クロトさん…………、クロトさん!?」
 そう何度も紫音はクロトの名前を呼ぶのだが、よほど集中しているのか、聞いていない。

「もう…………」
「クレヨン…………」
「どうしたのメイプル?」
「実はもう一カ所行かなければならないとこがあるの。メモをおいてそちらに行かない?」
「まだ何かあったの?…………そうだね。行こうか!」
 二人はメモをその机の上へと残し、そこから次の場所へと向かった。


 クロトの家から約5分。二人は途中にあった占いの店が目に飛び込み、二人は目的を忘れてそこへ。

「クレヨン……………、入ろうか?」
「何か悪い事言われそうだな〜」