クレヨンの『数学魔法』入門

 クロトは作業をしていたのでそれに気付いておらず、部屋には糸を紡ぐ音と美津子が料理を作る音だけ。

「あの……………いいですか?」
 美津子は料理の途中で顔を出し、クロトは作業を中断すると美津子の方を向く。

「迷惑している………なら、これなくして……………はどうです?」
「それがあの像取れないのよ?」
 すると作業を中断した紫音は、先ほどの事が気になって割って入る。

「像が取れない?」
「私が話聞く…………から、箱に商品を……………詰める」
 え〜〜〜〜。像って何?メイプル、私も話に混ぜてよ〜〜〜。
 けれども、美津子は箱の方を指さし、紫音は渋々作業を再開。ブツブツ文句を垂れていた。

「それで…………像が取れないって…………言うのは…………?」
「何か呪い?みたいなのをかけられているの。…………ドワーフさんなら詳しい事がわかるかも」