クレヨンの『数学魔法』入門

「ご、ご、ご、ご勘弁を!!そ、そ、そ、そ、そ、それだけは!!?」
 このお客の他、周りにいたお客も突如慌てだし、その中で唯一美津子は冷ややかなまま。
 何言ってるの〜?
 美津子は近づいて来たお客の前に立ち、その紙から手をかざすのをやめようとしない。

「特殊相対性理論…………知ってます?これAランク…………の数学魔法なんです」
「あ、あ、あ、あ、あ」
「この数学魔法、私…………好きなんです…………。楽しい事したいから……………いいですよね?」
 徐々に美津子の口調に感情がなくなっていき、周りを完全に圧倒している。

「私、最近…………飼ってみたいペットが…………あるんです。楽しい事をその子と……………わかります………よね?」
「ひ、ヒィーー、お助けーーーー!!!!!!!!!」
 そのお客の断末魔は高く響き、他のお客も後に同じような断末魔を上げるのであった。