クレヨンの『数学魔法』入門

 ボールを持ったあさみの前に立ったその男こそ、シュガーこと佐藤楓大。
 楓大はテレビドラマに出てくるようなイケメンで長身。体質はガッチリではないが、めくった時に見える腕からは軽いマッチョ。
 楓大はつけていた店のロゴが入ったバンダナを取り、そのバンダナをその辺に落とした。

「よくオレらがここにいるってわかったな?」
「数字魔法だよ。あの公式にお前しか書かないクセがあったからな」
「チッ」
「それに、あの数字魔法は発動しなかっただろう?」
「・・・・・」
「メイプル、お前も戻ったらどうだ?」
 そう言われたボールを持ったあさみは、近くの机にゆっくりとボールを置き、数字魔法を自ら解除。
 あんなに高かった身長は縮み、顔や髪など、まるでCGのように180度別人に変身。
 す、すご!何これ、現実?
 始めてて見る変身に紫音は目を見開いており、周りの従業員も興味津々。