クレヨンの『数学魔法』入門

「……………それじゃあ現場行こうか?」
 紫音は何事もなかったかのように、撮影が出来るデジカメを持って部屋を出る。
 おいケーキ………。
 が、康太の犯人捜しは強制終了という形に。


 結局、ケーキの件は真相は解明されないまま迷宮入りにされ、紫音と康太は数学魔法が書かれた現場へ。
 あさみのデジカメを頼りに現場となった場所へ行くと、現場は店の目と鼻の先にある誰かの家の木の塀。

「やっぱり数学魔法は消えているか」
 予想どおりだな。
 康太がこう思ったのはわけがある。それは先日雨が降っていた事。もう一つは数学魔法がチョークで書かれていた事。
 ・・・・・。
 紫音も康太と同様の事を予想はしていたが、落胆の色は隠せない。

「ウタちゃんどうする?これ以上………」
「・・・・・」
「ケーキも食べたちゃったから、今更帰りますとかは言えないし」
「実はさ…………」