クレヨンの『数学魔法』入門

「その声はウタちゃん?これは何なの?」
「それは過去が見える機械なんだ」
「過去?何を言ってるの突然?」
「・・・・・」
「ウタちゃん?話聞い……………」
「それでは始めて下さい」
 それを合図に、機械は独特な音とともに動き出し、紫音は何故か急に眠気のようなものに襲われ、ゆっくりと目を閉じた。


 それからどれくらいだろうか。紫音が目を覚ますといつの間にか外に出ており、何故か公園入口の前に。
 しかも、周りにある家に覚えがあり、それを見てすぐにこの公園が、昔よく来た場所と気付いた。

『懐かしいな〜』
 最近、その公園には足を踏み入れておらず、紫音は迷わず公園の中へ入り、1番遊んだブランコへ。
 あったあった。
 懐かしくなってそのブランコに手を伸ばすのだが、何故かブランコを掴む事が出来ず、紫音の手を透き通る。

『そうか……………、これ映像か』