クレヨンの『数学魔法』入門

「う、うわ!」
「ウタちゃん、お疲れ様」
「クレヨン……………いたの?」
「ええ、ずっといましたよ。ずーっと」
「そう、ゴメン気付かなかった」
 気付け!………………うん?ウタちゃんの顔色。
 その事に紫音がすぐに気付くほど康太の顔は元気はなく、体重も少し落ちているよう。

「……………そうだ。今日は鼠さん…………に会いに行くけど行く?」
「うん、ところで虹の種は……………」
「・・・・・」
「まだ見つかってないの?」
「…………………うん。どうしよう」
 ウタちゃん弱ってる……………、いいなこれ。
 と、変な考えで康太を見る紫音だが、康太は本当に落ち込んでいた。

「う、ウタちゃん。誰にでも失敗位あるよ………………」
「…………………今回はダメなんだ」
「え?今回は?」
「色々と問題があって、今回この依頼をクリアしないと数学魔法部は廃部だって」