クレヨンの『数学魔法』入門

 そして、紫音をオンブすると虹の種がある筒のとこへ。もちろん、近くにはあの装置が足元に置かれていた。

「それでは行きますよ」
 康太は左手でそれを取ると、急いで先ほどグルグル巻きにした装置にセット。それと同時に異空間が出現。
 それと同時にこの異世界が揺れ始め、康太は倒れないように必死だった。

「おい何をしてる?早く行くぞ」
「ま、待って下さいプリズマー研究員」
「ハァ〜〜?イヤーー」
「………プリズマー先生、待って下さい」
「…………わかったわかった。私がいないとダメなやつだな〜」
 ………………クレヨンと一緒のタイプか。始めからこう言えば良かった。
 どうでもいい反省をした康太。康太はプリズマーの手を借りて、異空間に入るのを手伝ってもらった。
 それから、紫音・康太・プリズマーは、虹の種を持って無事にもう一つの異世界に飛び込むのであった。