クレヨンの『数学魔法』入門

「落ち着けて言われてもムリーーー!」
 クレヨン!
 何かあったら危ないと康太は紫音の元に行き、その地響きが止むのをじっと待つ。
 それから少しすると、その地響きは収まり、代わりにまるで新たな道が出来たかのように一カ所だけ白い壁がぽっかり空き、道が。

「・・・・・」
「う、ウタちゃん……………」
「わかってる。多分あそこに犯人がいると思うんだ」
「でも…………罠かも知れないよ?」
「そうだけど、今まで罠なかったろう?」
「うん………………」
「犯人、いや、プリズマー研究員はオレたちを奥に招き入れようとしている」
「何のため?」
「そこまでは……………」
 行こう!!
 覚悟を決めた紫音。それを現すかのように、紫音は先頭に立って進もうとした。
 待った!?オレが先に……………。
 康太は紫音の前を塞ぎ、康太自身が先に行こうとするが、紫音に制止。