クレヨンの『数学魔法』入門

「あ、これはクレヨ………」
「村上さん、私はこれらをセットしておきますんで、残り三つお願いします」
 鼠は計四つの虹の種を手にすると、またもやどこかへと消えていった。

「クレヨン、残り三つなんだけど………」
「………………そう、わかった」
「協力してくれるのは嬉しいけど、次は危険だから……………」
「危険?」
「確証はないけど、この虹の種を盗んだ犯人に会いに行くんだ」
「え?犯人?」
「もしかしたら残り三つ手に入れてるかもしれない。シュガーにはこんな大役任せられないから…………な?」
「私がいても足手まといになるだけじゃ…………」
 そんな事ない!!
 康太は周りに聞こえるような大きな声とともに、紫音の手を引いて外へ。
 そんな事ない…………………か。
 少しだけ康太を頼もしく感じた紫音は、もう少しだけ康太の側にと、その手を離さずについて行くのであった。