クレヨンの『数学魔法』入門

 対応してくれたのは、この家の奥さん。歳は40代後半で、自宅ヨガをしていたのか格好はラフ。

「奥さん、問題の池はどこです?」
 この庭にあるやつです。
 案内した奥さんは二人に何とかしてもらえるようお願いし、安全のために家の中へ。

「どうやらこれか」
 な、何この池?
 紫音が見た池。それは青々とした池でとても生物など住めるような色ではない。

「それじゃあ数学魔法お願い」
「う、ウタちゃん。これどうする気?」
「どうって虹の種だから持っていくよ」
「これが?どう見ても汚い池だよ?」
「はぁ……………、だから言ったろう?虹の種は液体もあるって?」
「意味わかんないだけど……………。まあいいや、さっさと数学魔法をするから、早く教えて」
 専用の数学魔法が書かれた手帳とは別の手帳を開いた康太。
 そこには美津子に教えてもらったAランクが書かれた数学の公式が。