クレヨンの『数学魔法』入門

「ハケ出しただけだよ?」
「それ聞いたよ。その数学魔法物を強化するやつでさ、そいつのおかげで戦いに勝った伝説もあったよ」
「そうなんだ」
「うん。だから手伝ってくれたら………」
「そこまで言うなら…………。でもあれだよ、ウタちゃんのためだからじゃないんだからね」
 クレヨンって扱いやすい〜。
 どうやら美津子から色々聞いた康太は、紫音にわからないようニヤリとし、紫音は紫音で何かはしゃいでいた。

「なら行こうかクレヨン」
 そう言って二人はマーキュリーエイトキャッスルを出て、虹の種があるらしい場所まで移動する事に。
 二人は近くにあったタクシー広場でタクシーに乗り込み、康太は虹の種があるとの噂を頼りに、その場所を告げた。


 それから少しして、タクシーは康太の言った場所に無事到着。
 周りには住宅が立ち並ぶのどかな街で、何人か人が歩いていた。