クレヨンの『数学魔法』入門

「虹の種を知らない?」
「………ど忘れして」
「虹の種………、実は究極のエネルギー発生装置なんです」
「な、なるほど」
 究極のエネルギー?何言ってるのこの人は?
 とりあえず頷いた紫音であったが、やはりわかっていないのか、顔は作り笑いでごまかした。
 この人、大丈夫?
 紫音を信じることが出来ない鼠。だが、その不安を払拭するように、こちらも作り笑いを。

「もうー、後はオレが聞くからクレヨンは静かに。それで………鼠さん、新たな虹の種の情報を掴みましたか?」
「いえ、どれもデタラメ」
「そうですか…………、なら後は私らで何とかするんで、鼠さんは…………待っていて下さい」
「はい」
 鼠はその場から立ち上がると、紫音たちに何度も頭を下げて、その場を後に。

「ふぅー」
「ねえウタちゃん聞いていい?」
「何?」
「虹の種ってどんなの?」