「えー改めて。こちらは鼠(ねずみ)星(せい)さんです」
近くに座った三人。康太は二人を案内し、紫音はガッカリした顔。
鼠と名乗るその男は、名前とは裏腹に格好はスーツを着た普通のサラリーマン。
髪は薄く、眼鏡は黒ぶち。名前は鼠だが、顔は鼠とは似てもにつかぬ上、冴えない顔。
「それで鼠さん、『虹の種』なんですが…………、まだ全部見つかっていなくって」
ニジノタネ?何?またお菓子とか?
『虹の種』という気になるキーワードに身を乗り出しそうになった紫音。
けれども、また面倒ごとに巻き込まれないよう、自らを律するはずだった。
「そ、そ、そんなーー」
「鼠さん……………ちょっと聞いていいですか?」
「え、あ、はい。え…………」
「呉です。みんなからはクレヨンって呼ばれています」
「クレヨン…………さんですね。何か?」
「虹の種って何ですか?」
近くに座った三人。康太は二人を案内し、紫音はガッカリした顔。
鼠と名乗るその男は、名前とは裏腹に格好はスーツを着た普通のサラリーマン。
髪は薄く、眼鏡は黒ぶち。名前は鼠だが、顔は鼠とは似てもにつかぬ上、冴えない顔。
「それで鼠さん、『虹の種』なんですが…………、まだ全部見つかっていなくって」
ニジノタネ?何?またお菓子とか?
『虹の種』という気になるキーワードに身を乗り出しそうになった紫音。
けれども、また面倒ごとに巻き込まれないよう、自らを律するはずだった。
「そ、そ、そんなーー」
「鼠さん……………ちょっと聞いていいですか?」
「え、あ、はい。え…………」
「呉です。みんなからはクレヨンって呼ばれています」
「クレヨン…………さんですね。何か?」
「虹の種って何ですか?」



