クレヨンの『数学魔法』入門

「私の大事な友人のクレヨンにあんな目にあわせといて命ごい?助かるとか本当に思ってるの?馬鹿じゃない?」
「★○■◎▽すけて……………くだ……………します」
「そんなに助けてほしいんだ?それなら私と契約するよな?なあ!!」
「は、はい。させて……いただきます」
 その後、無条件降伏の山岡ハウスは美津子の全てを聞き入れ、何とか命だけは免れるのであった………………。


「遅いなメイプル……………」
 美津子が山岡ハウスの家に行ってからすでに30分が経過。人は夕方に近づくにつれて増えていくばかり。

「山岡ハウスは嫌だけど、やっと出来たともだ…………、あ、メイプル。お〜い」
 先ほど持ってくるのを忘れた石の置物を手に持った美津子は、重いため走るような事が出来ず、代わりに紫音が美津子のとこへ走った。

「大丈夫だった?山岡ハウスに変な事とかされなかった?」