クレヨンの『数学魔法』入門

「何だ〜バレてたのか。そうだよ、才能がほしいから、お前らの魂を代償にもらう予定だったんだよ!」
「そうですか。それなら私も遠慮は必要ないですね」
 あ、アンタ。喋りが変わってないか?
 急に美津子の雰囲気が変わった事に恐怖感を抱く山岡ハウス。
 リセットさせてもらいます。
 美津子がそう冷たく言い放つと、山岡ハウスは身体をガタガタ震わせていたが、顔は強気な態度。

「ざ、残念だな。俺は契約してんだぜ?予定は狂ったが、アンタの魂をここでいけにえにして、オレは才能を………」
「やはり契約を?ならリセットさせてもらいますよ山岡ハウスさん」
 美津子はそう言うと、先ほどの特殊相対性理論の数学魔法を広げ、何やら名前らしきものを唱えた。

 え、え、え!?
 山岡ハウスが目にしたのは、あの『髑髏』で紫音たちにちょっかいをかけてきた者で、山岡ハウスはその者に覚えがあった。