「いい……」

「そこが好き……」

「もっと……」

「もっとちょうだい……」

あたしの言葉に、尚道の体が従順に応じる。

あたしのために作れた可愛いロボットみたいに。

あたしはとにかく必死で快楽を貪っていた。

「やめて……」

このあたしがそんなセリフを吐くなんて。

「や、やめるの?」

尚道がオドオド尋ねる。

―――バカ。やめてどうする。

あたしは冴えないテディベアのような男にしがみついた。

「気持ちいい……」

―――初めて自分の全てを晒した気がした。