『日清やきそば、了解しました』

理沙からの返信。

やけに事務的で素っ気ない。

弄び過ぎたかな……。

どうやら、相手にされなくなった様子。


ま、いっか。

あたしは可奈子の部屋に戻った。


可奈子も着替えを終え、イスに座って食パンをかじっていた。

―--しょ、食パン?

「あ。先輩もどうですか? 朝ゴハン」

可奈子が持ち上げた袋には、五枚切りの食パンが二枚ほど残っている。

「そ、それって朝ゴハンなの?」

「はい」

可奈子がコックリとうなずいた。