なんなのこの状況…
あたし朝から何してるんだろう。
「あ、のぅ?」
するとヤンキー君は黙りこくったまま
あたしを見つめる。
つられてあたしもヤンキー君の
瞳に吸い込まれそうになる。
すごく綺麗な目。
でもその視線はどこか
冷たい感じがした。
「お前、おもしれえな」
ずっと真顔だったヤンキー君が
笑った。
「えっ……へへっ」
あたしもなんだかつられて
笑ってしまう。
なんだかすごい変な感じ…
ヤンキー君が笑うと
きっとみんなも微笑むと思う。
「ところでさ、」
「ん?」
「学校いいの?」
「え。」
_____キーンコーンカーンコーン…
