2014年 夏 side??? 少しだけ、甘い匂いのたどうこの部室。 甘い匂いを辿れば、きっと彼女がいる。 甘い匂いは嫌いだけど、この匂いは好きな匂いだ。 この匂いだけは、落ち着く。 だって、彼女だけの特別な匂い。 今では彼女が残した、彼女と繋がる唯一のものである。