私の旦那様は特殊捜査官

【結side】

「博人お兄ちゃん、ママは何時

お迎えに来てくれるの?」

結の言葉に、

博人は優しく微笑んだ。



「まだ何日か、かかるんだって」



「ママに、会いたい」

少しべそをかきながら結が呟いた。


博人は、結を抱き上げ、

諭すように話しかけた。


「ママ、急な用が出来たんだって、

それが終わったら、

結ちゃんをちゃんと迎えに来てくれるから。

それまでいい子で待っててくれるかな?」



「…結、いい子で待ってる」

涙を拭いながら呟いた結。



博人は結の頭を優しく撫で、

結を安心させる言葉を言う。

「結ちゃんはいい子だね。

いい子にしてたら、ママがすぐに、

迎えに来てくれるからね?」