嘘つき彼氏に惹かれた私



な、なんなのあの美少年…

ほれてまうやろーーーーーー!って感じ…

みんなが理想なら私の理想じゃないわけがない

あの美少年…竜は…私のど、ドストライクみたいなものです…

竜が後ろの席な限り…ヘマすることできない。

今後の学校生活での不安が増えた…

ただでさえ、愛梨と葉那が居ないので

不安で不安でしょうがないのにー!

そんなことずっと考えてたら

キーンコーンカーンコーンってチャイムが鳴って

多分、この1年間、このクラスの担任だろー

40代前半であろー、普通に町で見かけるような
おじさんが廊下から私たちの教室に入ってきて

教卓の前にたってきっちりした顔で言った。

「おはようございます。」

クラスのみんなはそれに答えるように

緊張しているのか、けしてお世辞でも元気のある声とは言えない声で

「おはようございます。」とみんなで声を揃えて言った。

てか、先生の声、すんごくかっこいい

顔はすごくまーまーだけど声はすごく低くて
大人って感じ…80点くらいだわー…。

ってこんなこと考えてる場合じゃない!

先生がせっかく入学式とか今後の説明してくれてるんだから。

ちゃんと聞きなさい!と私は私自信に突っ込みを入れた。