校門の前に着くと

しばらく三人で立ち止まって

高校を眺めた

前から何度も見てた高校だけど

前と今じゃ何かが変わって見えたんだよ。

時間ってたつの早いな

もう、私高校生なんだよ?

不思議だな

前まで小学生で中学生だったのに

あっという間だった!

そんなことを軽く校門の前で考えてた

そしたら、愛梨が

「眺めるのもーやめて高校のなかさっさと入ろーよ」

と言ったから

私と葉那は笑顔でうなずいた。