いじめ ‐一生の傷跡‐



だめだめ。


あたしなんかが、
ああゆう子と釣り合わないから。


がちゃ



やっとたどり着いた図書室のドアを開け、

すたすたと入っていく。



「先生。あの、これ。

頼まれて持ってきました」



「はあ、ありがとう」


それだけいって

図書室をでた。