てか、周りの女子が邪魔で座れないし……

そんなことを思っていると……

「困ってるからどいてあげてくれるかな?ごめんね」

そんな声が聞こえて来た。

視線は一気に私の方に……

声のした方を見ると、イケメンくんが笑顔でこっちを見ていた。

「……ぇ、あっ、ありがとうごさいます?」

取り敢えずお礼を言った。

「プッ……君、名前なんてゆうの?」

最初、笑った?このイケメンくんが?人を小馬鹿にしたような笑いを?

まぁ、取り敢えず今はそれはをスルーして……

「えっと……如月 黎羅です……」

取り敢えず、名前を言った。

「黎羅ちゃん、か。俺は吉良 碧。よろしくね」

あらら、王子様スマイルに合わない黒そうな名前。(←失礼だなw)

取り敢えず、よろしく、と返して席に着いた。