そのうちの1人をみて、私は声をあげた。

「あぁっ!吉良 碧っ!」

「えっ?如月 黎羅?んでお前がここにいん?」

「いや、なんか秘密警察とかなんとかがどーちゃらこーちゃらって」

「えっ、おま「お2人にはツワイスターを組んでもらいます」

吉良 碧の言葉に重ねて言われたのは……

「「えっ?」」

「だから、ツワイスターを組んでもらいます」

紛れもない事実でした……

他の2ペアももう組まされていた。

混乱している私たちをよそに、スーツの人は、

「申し遅れましたが、私は秘密警察の責任者の櫻庭 苑香(さくらばそのか)です。
みなさんの親御さんには秘密警察についての許可を得ています。基本はツワイスターで行動してもらいます。とりあえず次は、明後日の日曜日、10:00にここ集合で。その他は秘密厳守で。以上!解散!」

と、一気に言い放った。