バイトの事を聞いた日から遊からのメールは一日手で数えるくらいになっていた。 初めて付き合う咲弥香にとって きっと何よりも不安でいっぱいだっただろう。 そんなある日 一日の始まりの朝が来た。 『咲弥香!今日も学校行かないの?そろそろ行きなさい!』 母が口を開いた。 「休む」 その一言だけを言って 自分の部屋へ向かおうとした時だった。