三年生の引退が近づき夏を向かえようとした頃




一人の三年生の先輩に話しかけられた

『野球部の奴が咲弥香ちゃんの事気に入ってるらしいよ!』

「えっ?マジですか?誰っすか(汗」
『ホンマホンマ、可愛い行ってた』
『それうちも聞いた!』
「ホンマですか(照」





人間はこんな時照れ臭さを隠し切れなくなるものだ


“まさか”なんて思いながらも顔の表情はごまかせれない


そして咲弥香は練習中、何度も何度も野球部の方を見つめてた