中3の5月


咲弥香は修学旅行があった。




《遊!!!咲弥香、修学旅行で東京行くんだ♪》

<そうなん?楽しんでおいでね(^-^)>



遊の優しい言葉




今日も私の心を

癒してくれる










東京に行っても会えない


でもそれでも良いんだ




遊がどんな街で




どんな景色を見て




生きてきたのか





それを自分の目で見たいだけ




東京での最後の夜の時だっけ。


うるさいホテルの中




一人マドから夜景を見ながら願ってたっけ





遊の顔は知らない。





でも一度でいいから






擦れ違っていたいって






きっとその願いは



叶わなかったと思うけど





いつも私等は




一緒だったよね?