『寒くね?布団中入っていい?』 「へっ?うん?」 返事も聞く前に先輩は布団の中へ潜っていった。 『一緒に昼寝しよや!おいな?』 「へっ?」 『ほら!』 っと言いながら布団を上げた。 少し戸惑いながら咲弥香はゆっくりと布団の中へ入っていった。 寝るだけだからいっか。 純粋だった咲弥香には何も想像はつかなかったのだろう。 あんな悲しい事になるなんて まだ知らずにいた。