「ギャルげーにしーろーよー」
ぶーとうるさく騒ぐメガネ
ムカつくからイヤホンを付けて
無視をしようとした、が。
「あ。そういえば、明日から学校だけどい__」
「行かない」
「即答?!」
言っておくけど、
俺は別にひきこもり。とかニート。ではない
けして違う
断じて違うからな
どうせ、初日なんてHRだろうから
行っても意味がないと思うから
そう言っただけだ。
授業ある日は行く
「二年生になるってのにお前は変わらないな」
「お前はメガネだけ変わったな」
「まあな。似合ってるだろ」
「…うん」
何だよその間は!とツッコミをいれたメガネ
ああ、そういえば。
こいつの名前はメガネじゃないよ
でも、名前を出すのもめんどくさいから
今は言わない。
「…ところでさ。」
「何?」
もじもじと体をくねくねさせ
目を輝かせ何かを求めるような
そんな態度をこちらに見せてくる
はっきりいって。きもちわるい
「んな、嫌そうな目で見るな泣きたくなる」
「泣けばいい」
「ひでえっ」
半分涙目でこっちを睨むが
そんなの効かない。
涙目は女の武器だろ
お前が使うなメガネ
