「まったく~こういうの、 早く処理してくれないかねぇ…」 「おばあちゃん… おばあちゃんは…オオカミさんを 嫌いなの?」 「あぁ…この辺でオオカミを 好きな奴なんて滅多にいないよ…」 …… わかってる… オオカミを好きになるなんて 馬鹿げてる… けど…好きだったものが 今この場で消えて行くのを… ただ呆然と見てる方が馬鹿げてる… どうしたら…オオカミさんは 助かる? ―――もう…助からない…