実華side




私は、真琴に呼び出された。




まえ三人で住んでいたところに来てくれって。





透がいないらしいから、行くことにした。





ガチャ





私は久しぶりに家に踏み込む、懐かしい匂いが私の鼻を刺激する。





「おはよう、実華ちゃん。」




「おはよう、真琴君」





どうやら本当に、透はいないようだ。




私は、安堵のため息を吐く。