いやだ・・・いやだ・・・透と離れたくない。






「あんたが、傷つけて。あんたが殺す。いいのそれで?」






「ダメ、言うこと聞くから絶対やめて。」







「振ってね・・・もう、顔が見たくないってくらい。ひどく」






私は、春香ちゃんが言ったことにコクンっと頷いた。







いやだよ。






いやだよ。





いやだよ、透を傷つけたくない。






でも、真琴君を死なせるわけにはいかないよ。