「幸せあげる・・・幸せあげる・・・いっぱいの想いをあげる。」




なんか聞いたことのある、おまじない。





っは・・・思い出した。




私が小さい頃ずっと、寂しい人がいるとかけていたおまじない。






「あの頃の俺は、家が嫌だった。その時助けてくれたのがお前で・・・そういって俺に太陽みたいに笑う・・・実華に恋をした。」






「実華が俺の初恋だ。」





耳まで真っ赤にさせていう、透。






そんな理由があったなんて・・・ふっふ・・・嬉しくて嬉しくて堪らない。





「え・・・っと、真琴君の病室行ってきます!」





私はもう意識が回復ので入れるようになった真琴君の病室に逃げ込むようにして入った。