その時、私の目の前に愛しい人が現れた。







「おい、実華・・・・真琴が意識が戻ったんだってよ。」




そう、ちょっと嬉しそうに言う透が。





透・・・居たんだ。





「いつから来たの?みたいな顔しやがって・・・真琴の病室は入れないからお前が寝てたところで・・・ずっと居たよ。」








「なんで?私のことが好きなの・・・知ってるんでしょ、母のことも?」






ただ単に遊びかもしれない。




でも、私のせいで母は死んだ・・・それなのに、なんでずっと私のそばにいてくれるの?知ってるんでしょ?