とっさに私をかばった、真琴君だった。





「っふ・・・ぁ・・・・っ。」







頭から血が流れて、数メートル先まで飛ばされている。







真っ赤な血が―――






ズッキン





激しい頭痛が私をおそう。





この瞬間見たことある・・・、前にも一回・・・―――お母さん時だ。





お母さんは・・・家出したんじゃなかったんだ。私をかばって死んだんだ。





もしかして、真琴もしぬの?