*ユキ*
景「おーい!」
「…」
景「おい!ディナーのおかずなくなるやろが!!」
景は目の前で綺麗にして置いたチェリーを何個も食べるユキを怒鳴った。
「あ、ごめん……はぁ…」
景「どないはさたん?ユキがこないにがむしゃらに食べるやなんて悩んでるときぐらいやん?」
「…!」
景の言葉を聞いてユキは食べかけのチェリーを床へ落とした。
四年前
「 お兄ちゃん!?どういうこと?お母さんってば!」
母「…ごめんなさいユキ。でも好きな人の子供だから」
「…なんで隠してたの?!今更…」
母「今日はその子を連れてきてるから、ユキもいらっしゃい」
「…」
***
景「おい!大丈夫か?」
「あ、あぁうん大丈夫。ちょっと思い出しただけだから」
その時キッチンの扉が開く音がきこえた。亜季が顔を出した。
「お兄ちゃん」
亜季「森山先生が吐いたよ。やっぱりあいつがやったんだ。」
「!?」
景「急展開やな」

