ユキは思いついたかのようにニヤニヤした。
亜季「なんか変なこと思いついただろ?」
「え?な、なんでわかったの?…そう!今のうちにあいつの部屋を捜索してやるのよ!!!」
亜季「言うと思った」
亜季は溜め息を付いてソファに腰をおろした。
剣「あ、でも今なら真緒くんは部屋におらんし、美月もおらんし。チャンスやと思う!」
亜季「…」
ユキも兄の返事を待つ。
亜季「剣は見張りをやれ。折れとユキが部屋を捜索する」
「やった!決まりね!」
亜季「絶対に見つかるな?剣は部屋に誰かくるまえに足止めしろ」
剣「オッケー!」
「そうと決まればドレスなんか着てる場合じゃ…」
亜季「着とけ。変な格好して怪しまれたら困るだろ?」

