*ユキ*
剣「どうや?ドレスのサイズ合うか?」
「うん…まあ…ってあたしが急に太るわけないじゃない!!失礼な!」
そう言う剣はお腹を抱えて笑い出した。
そんなやりとりの中、亜季がノックをして入ってくる。
亜季「なんだこのパーティは…?」
溜め息をつきながら亜季はぼやいた。
剣「ああ。真緒くんが大学の友人を呼んでのパーティーらしいけどこれで三回めやし。毎回こんな感じで」
剣が説明するパーティーとやらは年に三回、四回開かれる。
真緒が日にちを勝手に決めて開かれる。
目の前にいる亜季は不機嫌そうにソファに座った。
亜季「当主があんなだと俺は認めねぇ…」
「(お兄ちゃん…)」
あっ!っと、ユキはなにか閃いたように声を上げた。

