今年の冬休みはあっという間に過ぎていった。


樹先輩は卒業後に始める仕事の勉強で忙しくて、私は週に1度集まるヤンキーの集会のまとめ役。


クリスマスも年明けも対して祝うこともできず、樹先輩とはメールと電話のやりとりだけだった。


きっと、生徒会のメンバーはこうなることを予測して、私たちにサプライズをしてくれたんだろう。


「亜美、おっはよ!!」