赤く染まった木の葉が散り、足元にフカフカの絨毯を演出している。


夏が終わり、秋もそろそろ終盤の今。


「寒いぃ!」


と、黄色い声を上げながら私、長野亜美‐ナガノ アミ-の腕にくっついてきたのはクラスメイトである丹加ナナミ‐ニカ ナナミ‐。


「ね、今日放課後暖かいもの食べて帰ろう?」