だから俺はいつも一緒に歌ってあげてた。
それを思い出した俺は、凛に耳打ちをした。
《お金もったいねぇから何か一緒に歌うか?》
凛は頬を赤らめ嬉しそうに頷いた。
コイツの様子からして、本当は歌いたかったんだろう。
凛はカラオケは、歌うのは嫌いじゃない。
ただ少しだけ恥ずかしいだけだった。
俺は凛を膝の上において一緒に歌を選んだ。
「あ!みて!これうちらが初めて歌った歌だよ!」
「ん?どれ?」
凛の指差す極を見ると・・・
【森のくまさん】と書いてあった。
「ふふ・・ははははははははは」
俺は笑いが止まらない。

