「悠ちゃんにしてはえらいじゃん?
今日は10分で着替えてきた。
流石に悠ちゃんでも”高校生”にも
なればしっかりするのねっ」
「うっせ」
馬鹿なことを言ってる凛を鼻で笑い、
軽く流して洗面台で顔を洗い、
髪をセットした。
「おい!馬鹿悠太。そんな外見ばっかに気ぃ
使ってても、モテないよ~。男は”ココ”
が大事なのよ”ココ”が」
といって凛は自分の胸を小さな拳で叩いた。
「そういう凛ちゃんも今日はいつもより
キレイにしてるんじゃないの?」
「う。うるさい。」
顔を桃色に染めて恥らう凛をうかつにも
可愛いとおもう俺。

